機械的時計は数年ごとのオーバーホールが必要

機械的時計はクオーツ時計とは異なり、日差数秒という頻度での誤差が生まれます。このため、ある程度の頻度にて時間調整を行わなければならないわけですが、更に数年ごとにオーバーホール作業が必要です。なぜなら、機械的時計は電気を使わずにぜんまいが解ける力を利用して振り子を振動させているので、潤滑油により摩耗を防いでいても長い年月動き続ける間に微小な金属片が潤滑油に含まれて動作不良の原因となるからです。全ての部品を一度分解して摩耗状況をチェックし、補修作業やパーツ交換を行った上で劣化していない新しい潤滑油を加えて機械的時計の微調整を行います。オーバーホールの頻度が数年後ととなる理由として、潤滑油の劣化と摩耗による金属片により動きが悪くなる点の修正が挙げられます。

メンテナンスをしっかり行えば世代を超えて受け継げる

クオーツ時計は振り子を電気の力による高速振動板にて制御していますが、機械的時計は電気を使わずにぜんまいの解ける力のみを動力として動いています。電子部品や半導体を使用していないからこそ、オーバーホールによるメンテナンスさえしっかり行っていれば世代を超えて数十年以上繰り返し使い続けることが可能です。高級な機械的時計ほど内部構造が複雑となっているので、オーバーホール作業を行える職人の数に限りが出てしまいます。このため、最高級の機械的時計を購入する際には、販売店側でオーバーホール可能な時計職人の確保状況を質問されてしまいがちです。電子部品を使わない分だけしっかりとメンテナンスさえ行えば、一生モノの機械的時計として使い続けることが出来ます。

グランドセイコーは、国産時計メーカーであるセイコーのトップブランドです。シンプルで飽きのこないデザインが好まれ、人気のある高級時計の一つです。